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2022.04.12

福井県大野市との連携事業

 本学と大野市は、平成30年度に相互連携協定を締結し、環境省が実施した全国星空継続観察において2年連続で「日本一の星空」(2004・2005年)に選ばれた六呂師高原の夜空に着目し、星空を活用した地域活性事業を本学の「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」にて協働で推進しています。
また、大野市の星空を星空の世界遺産「星空保護区」の認定を目指すため、支援を行っています。

■連携自治体
 福井県大野市

■目標
 大野市、パナソニック株式会社ライフソリューションズ社、福井工業大学の3者による国際ダークスカイ協会(IDA)による星空保護区制度「アーバン・ナイトスカイプレイス部門」の申請を令和5年度に行い、アジア初となる認定を目指す。

<国際ダークスカイ協会とは>
 天文関係者や環境学者らで組織されているアメリカのNPO団体

<星空保護区制度とは>
 国際ダークスカイ協会が実施する光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度です。認定には、屋外照明に関する厳格な基準や光害に関する教育啓発活動などが必要です。6つのカテゴリーがあり、全てのカテゴリーの認定地を総称して日本国内では「星空保護区」と表記します。

「アーバン・ナイトスカイプレイス部門」
 認定対象:暗い夜空環境を保護推進するための優れた取り組みをしているが、近隣の明るい都市の影響
      により他のカテゴリーでは認定が受けることができない場所
 認定要件:光害に配慮した質の高い屋外照明利用の模範となり、その普及を促すとともに、都市の人々
      が星空を楽しめる場所を提供することを目的とした場所

【星空保護区認定を取得するための主な要件】
(1)夜空の明るさ調査(申請エリア内で星空の見え具合の数値観測)
(2)光害への普及啓発活動:(例)小中学校の授業に光害教育、光害についての展示等)
(3)屋外灯の光害対策:屋外照明管理計画(数、種類、規格、所有者)
(4)星空観光の促進:誘客コンテンツ強化、SNS等の広報活動強化
(5)応援レターの取得
(6)受入体制の強化:HPにおける啓発活動、星空ガイド・観測員育成

■大野市と福井工業大学による取組
(1)誘客コンテンツの開発
 ① 星空ハンモック
   ハンモックに包まれながら星空観測を楽しむイベント
 ② 星降るランタンナイト
   日本一美しい星空の下でスカイランタンを打ち上げるイベント
(2)グルメの開発
  ミルク工房奥越前において、大野市の特産品を使った新しい料理の企画・開発
(3)日本一の星空の情報発信
  SNSを活用して大野市の星空の魅力をPR
(4)星空保全光害教育
  市内小学校における星空出張授業・ワークショップ
(5)星空保護区認定の検討
 ① 夜空の明るさ調査
 ② 光害対策(屋外照明調査、光害対策型防犯灯の設置)
 ③ 南六呂師地区における屋外照明リストの作成
 ④ 市有施設における光害対策改修計画の作成
 ⑤ 屋外照明管理計画(案)の作成


お問い合わせ:社会連携推進課