お知らせ

AI&IoTセンター長の芥子育雄教授は、11月17日から20日にかけて、ポルトガル・ポルトで開催された知識発見・知識工学・知識管理に関する国際会議（IC3K 2024）に参加し、続いてポルトの研究機関INESC TECを訪問しました。

KDIR2024では、科研費研究の成果として「主訴からの病名推定における意味表現学習・BERT・生成AIの統合的評価」について発表を行いました。特に、退院サマリーの経過要約から抽出した主訴とICD-10の対応テキストを活用した生成AIアプローチでは、Top-5精度で90.0%という高い性能を達成しました。発表後の質疑応答では、診断補助ツールにおける説明生成に関する新たな研究の方向性を見出すことができました。

INESC TECのLaboratory of Artificial Intelligence and Decision Support (LIAAD)訪問では、データストリームマイニングの世界的権威であり、IC3Kで基調講演を行ったJoão Gama教授研究室の最新の研究成果についてご紹介いただきました。また、LIAADゼミで講演を行い、開発中の病名推定システムについて実用化に向けた有益なフィードバックを得ることができました。

この訪問を通じて、LIAAD研究グループとの医療・観光分野における低頻度データストリームの異常検知に関する共同研究の可能性が開かれました。

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