教員紹介
Faculty Members' Profiles
工学部 電気電子情報工学科
Department of electrical, electronic and computer engineering
芥子 育雄教授/博士(工学)
ニューラルネットと人の知見の融合
人の知見(単語意味ベクトル辞書)を用いて、ニューラルネットワークやディープラーニングにより獲得される特徴量の解釈性が高い学習手法を研究しています。これにより、小規模データの他領域で獲得された特徴量を掛け合わせた分析を実現し、新たな価値の創出を目指します。Twitterにおける評判情報、場所・イベントの分析を行っています。
- 研究テーマ
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- ソーシャルメディアのカテゴリ分類と可視化
- ライバル製品の評判分析とトピック可視化 など
西田 好宏教授/博士(工学)
人と環境にやさしい組込みシステム
組込みシステムやヒューマンインタフェースの技術を基に、家電製品のように使えるロボットや思っていることを伝えるための文字入力など、新しいモノやコトを生み出す研究をしています。
生活を豊かにする製品や今までなかったシステムの研究開発を通じて、夢や感動を共有しましょう。
- 研究テーマ
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- 空中手書き文字入力
- 自走式除草ロボットの開発
- 自律走行体
- 電動車椅子・福祉機器の開発 など
中城 智之教授/博士(理学)
リモートセンシングによる環境計測
本学あわらキャンパスには、大気境界層の風速を計測可能な大気レーダーや衛星データ受信用10mパラボラアンテナ、惑星からの電波を受信可能な電波干渉計など、さまざまな大型観測施設が設置されています。これらの観測装置を用いて、高度数kmの大気から距離6億kmの彼方の宇宙空間まで、幅広い領域の環境計測を行っています。
- 研究テーマ
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- 大気レーダーを用いた局地風観測
- 電波干渉計による惑星電波観測
- 10mパラボラアンテナを用いた衛星用地上局の運用 など
西 竜治教授/博士(工学)
電子顕微鏡の分解能を究極まで向上
現代のITや通信技術は、年々微細化と高集積化が進む、高度な半導体製造技術に支えられています。そこにはナノメートルサイズに迫る超微細なトランジスタなどの電子回路が作り込まれています。これらを観察・評価するために使われる電子顕微鏡を高性能化するためのキーテクノロジーであるレンズ収差補正器およびその電子光学技術を研究しています。
- 研究テーマ
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- 新しい収差補正器
- 電子光学シミュレータの開発 など
八木 哲也教授/医学博士
生物の視覚に学んだ知能視覚センサー
生物視覚系は、一般的なデジタル画像処理とは全く異なる方法で視覚情報を計算します。その効率は現存のコンピュータをはるかに凌ぎます。生物視覚に匹敵する知能センサーを開発し、人工知能の眼や人工視覚(失明した人の視覚を部分的にとり戻す未来の治療法)として応用することをめざします。
- 研究テーマ
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- 網膜模倣視覚センサー開発
- 視党センサーのAlへの応用
- 人工視覚の心理物理シミュレーション など
大下 福仁教授/博士(情報科学)
超多数のモノ・ロボットを協調させる
今後のネットワーク社会では、膨大な数のコンピュータ、スマートフォン、モノ、自動車、ロボットなどが協調することで、さまざまな情報・データを収集・解析し、新たな価値を提供できます。このような協調動作を安心・安全かつ効率的に実現する方法(アルゴリズム)について研究しています。
- 研究テーマ
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- 超大規模ネットワークのための分散アルゴリズム
- 群ロボットの協調アルゴリズム
- ナノスケール分散システム
中道 正紀教授/博士(工学)
医療・農業における制御技術の活用
制御技術は、私たちの身の回りにある家電製品/自動車などに使われています。
近年では、医療や農業にもその技術が求められています。
私の研究テーマは、「患者の肺特性に合わせた人工呼吸器の設定/制御」と「農業における高収量化のための光ファイバセンシング技術応用」です。
- 研究テーマ
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- ファジィロジックを用いた患者の肺特性推定
- 太陽光と人工光のハイブリッド採光による省エネ植物栽培 など
宮本 祐介教授/博士(理学)
電波を用いた宇宙の観測
宇宙の基本要素である銀河は星の集まりです。また、星はガスが濃密に集まる場所で誕生します。国内外の電波望遠鏡を用いて、銀河の星形成過程の観測的研究を行なっています。また、本学あわらキャンパスにあるパラボラアンテナを用いた宇宙電波観測を目指し、観測システムの開発・構築を推進しています。
- 研究テーマ
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- 電波天文学
- 系外銀河の分子ガス観測
- 電波望遠鏡システムの開発 など
桒島 史欣准教授/博士(工学)
新たなレーザー光源の開発
時間的にはマクロに揺らぎスペクトルが拡大するが、空間的な可干渉性は元のレーザーと変わらないレーザーカオス光の発生およびその応用としてのテラヘルツ電磁波の発生。さらに、テラヘルツ波領域では発生しないと考えられてきた、金属V溝による超集束を用いたテラヘルツ波の高感度検出について研究しています。
- 研究テーマ
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- レーザーカオス光
- テラヘルツ電磁波
- テラヘルツ電磁波帯での超集束 など
中井 光男教授/工学博士
レーザープラズマの応用
- 研究テーマ
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- 核融合プラズマの計測・診断
- レーザー駆動中性子源の開発
- レーザープラズマX線源の開発 など