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2023.04.13

柏山祐一郎教授が参加する研究が米国化学会の雑誌「Biochemistry」に掲載されました!

立命館大学生命科学部の民秋 均教授と同大学大学院生命科学研究科元院生の廣瀨光了さん(本年 3 月学位早期取得後に現在、成蹊大学理工学部助教)は、久留米大学医学部の原田二朗講師と福井工業大学環境学部の柏山祐一郎教授と共同し、光合成における葉緑素(クロロフィル)分子の生合成中間体を発見しました。
加えて、その中間体の産生に関与する生合成酵素が二重の反応性を持っており、それらの反応機構を分子レベルで解明することにも成功しました。本研究成果は、2023 年 4 月12 日 18 時(日本時間)に、米国化学会の雑誌「Biochemistry」に掲載されました。

【本件のポイント】
■ 光合成における葉緑素(クロロフィル)分子の生合成経路で働く BciC 酵素の一部を変異することで、その分子の合成中間体を検出できることを発見した。
■ BciC 酵素は、加水分解反応と脱炭酸反応の二重機能を兼ね備えており、その 2 つの酵素反応機構を分子レベルで解明することに成功した。
■ 光捕集系に存在する複雑な葉緑素を人工的に作り出した天然を凌駕する光合成システムの実現への展開が期待される。

立命館大学プレスリリース


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