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2026.03.26

柏山教授の研究成果について記者発表を行いました

 今回、本学の柏山祐一郎教授(環境学部 環境食品応用化学科)と大阪公立大学の中澤昌美講師らの研究チームは、原生生物の一種ラパザが、他の細胞から奪った葉緑体に自身のタンパク質を送り込んで機能させていることを示し、分子レベルのキメラ化を実証しました。
 ラパザは、緑藻から取り込んだ「盗」葉緑体で光合成をおこなう単細胞生物です。今回、ラパザ由来タンパク質が盗葉緑体の内部で検出され、その遺伝子を壊すと光合成能力が低下しました。これにより、これらのタンパク質が盗葉緑体を動かす“部品”であることが示されました。
 ラパザの盗葉緑体現象では、異なる生物に由来する要素が、構造レベルだけでなく分子レベルでも細胞内で機能しています。その背後には、生物学の常識を覆す仕組みの存在が予想されます。ラパザは、そうした新たな細胞の仕組みを解明する実験生物として期待されます。
 この研究成果は、2026年3月24日付で国際学術誌『Nature Communications』オンライン版に掲載されました。




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