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福井工業大学
2026.03.12

事前復興まちづくり 被災者から学ぶこれからの復興 Topics057


FUTまちづくりデザインセンター Topics057
SDGs Target No. 3 11





 1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災や2024年の能登半島地震での災害が示すように、自然災害の発生によって、私たちから大切な日常を奪い、様々なコミュニティが分裂されることが指摘されている。しかし、その一方で、このような災害は、私たちに「災害大国日本でどのように生きていくか」「災害を踏まえてどのような地域や地区を築いていくか」という根源的な問いを得ることになる。
2025年度では、被災で大きな困難を経験しながらも、前向きに新しい地域づくりに取り組んでこられたゲストの経験と知恵にフォーカスした防災講座に取り組んだ。ここでは、東日本大震災で被災し、その後に物理的には再建が難しい地区に、再び人が集える新しいコミュニティを創り続けている佐藤秀明氏(ゲスト1・宮城県Team大川)、人為的災害である電車事故という災害を乗り越え、その後に地域や古民家を再生しながら新たな人のつながりを生み出している小椋聡氏(ゲスト2・兵庫県コトノデザイン)から話題の提供を行った。彼らのストーリーは、「失われたもの」に焦点を当てるのではなく、「これから創り出せるもの」へと視点を変える重要性が示唆され、災害からの「復興」は、ただ元の状態に戻すことではないことを参加者と共有しました。これまでの地域や地区が持っていた良い部分を継承しつつも、より強く、これからの新しい形のまちづくり、地域づくりを創るヒントを得て、これからの地域・地区防災まちづくりや事前復興まちづくりを考える機会となりました。
本防災講座が、単なる防災意識の啓発にとどまらず、参加者一人ひとりが自身の暮らす地域・地区で、未来を創るための「対話」を始めるきっかけとなることを期待しています。
なお、この防災講座は2026年2月8日に坂井市みくに未来ホールを会場に、坂井市三国コミュニティセンターとの共同で開催しました。また、地域住民をはじめとする約100名が参加されました。

(文責 竹田 周平)



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