お知らせ

　「がんになっても大丈夫？AIと一緒に考えよう！」にご参加いただきありがとうございました。

　2024年9月21日（土）に西山公園で開催された「がんコミ！がん征圧月間イベント2024」にて、福井工業大学AI&IoTセンター（芥子センター長）および電気電子情報工学科 芥子研究室所属の4年生2名が最新の生成AI技術を活用したAIチャットボット「ケアボット」を展示しました。

　当ブースでは40インチ縦型ディスプレイに表示されたキャラクターと音声対話可能なケアボットが、症状についての悩みや症状以外のさまざまな質問にリアルタイムで応答し、参加者の皆様にAIとの対話を体験していただきました。これにより、がんに対する理解を深め、不安を和らげるお手伝いを目指しました。

　多くの鯖江SDGsフェスの一般参加者の方々、がんサバイバーさんやそのご家族にご参加いただき、ケアボットとの対話を通じて有意義な時間を共有できました。参加者からは、ケアボットの寄り添いを感じ、情報の信頼性や使いやすさについて高い評価をいただきました。なお、9月22日（日）は雨天の予報により屋外でのサイネージ設置が困難なため、ケアボット展示を中止いたしました。ブースにご来場された皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。

　今後は、今回のイベントで得られたフィードバックを基にケアボットのさらなる改善を図り、福井県済生会病院での臨床研究へと進めていく予定です。具体的には、がん患者さんに30分程度の使用時間を設け、実際の医療現場での有効性やユーザー体験を評価する研究を実施します。これにより、より実用的で効果的なサポートツールとしてケアボットの実用化を目指します。

　最後に、ご来場いただいた皆様、アンケートにご協力いただいた皆様、そしてサポートしてくださった「がんコミ！」関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

参加者の皆様とケアボットとの対話の様子（電気電子情報工学科の学生）