「攪拌かくはん」と聞くと何を思い浮かべますか。鍋をかき混ぜる料理の一場面を想像する人が多いかもしれませんが、化学工学の世界でも用いられ、均一に溶かし混ぜる技術は幅広い分野で求められています。私の研究テーマは、それを機械で実現する攪拌システムの開発です。撹拌機の羽根に光ファイバーを仕込み、通信状況を読み解くことで温度や粘度などを自動的に判別したいと考えています。このように、FUTの4年間で電気電子工学に関する多彩な知識と技術を学ぶことができました。卒業後は高速道路の電気設備を改修する企業への就職が決まっています。自動運転が現実味を増すなど、道路を取り巻く環境は大きく変わっていくでしょう。もしかしたら、街の地下に道路が造られるかもしれません。そんな未来の交通インフラの最前線を電気のチカラで支えていきます。