
福井工業大学は2020年にJAXAと共同研究契約を締結し、今後はJAXAが打ち上げる地球 - 月ラグランジュ点探査衛星「エクレウス」の運用に参画、そして新設するパラボラアンテナによる性能実証を行います。このような規模と性能を有する衛星地上局は大学・民間では国内唯一であり、福井工業大学はこの地上局を世界の宇宙開発および宇宙産業に貢献する人材育成の拠点となることを目指します。
また2022年度に新規整備する口径3.9mパラボラアンテナでは地球周回衛星の運用を行います。このシステムも、衛星からの信号を受信する機能と、衛星へ信号を送信する機能を備え、衛星の運用全般を可能とします。現在、打ち上げ準備を進めている福井工大衛星「FUT-SAT」の運用における使用を予定おり、さらに今後、様々な地球周回超小型衛星の運用について、県内企業を産官学連携で支援します。