10月24日午後2時、富山県支部の参加者14名は打合せで決めていた場所に集まり、支部会員所有のマイクロバスに乗車して氷見温泉郷「魚巡りの宿永芳閣」へ向かって3時に到着した。ここで、大型バスで参加の30名を出迎えるため、支部役員のチームワークによりわずかな時間で、名札・部屋割り・宴席での席決め・富山湾で獲れた魚の干物が入ったお土産等の準備し、整った頃にバスが無事に到着した。 午後6時30分に宴会が始まるまで、皆さんには当館の露天風呂で一息して頂いた。この湯船から見える外の景色は、富山湾海岸越しに3千m級の立山連峰、毛勝三山、剣岳、雄山、薬師岳、雪を被った峰々が望める世界有数の絶景地です。又、朝もや(けあらし)の中、立山連峰からの日の出に赤くてらされた海面も絶好の撮影ポイントです。 宴会は村上富山県支部長による歓迎の挨拶に続いて、山田同窓会会長の挨拶・乾杯の発声で開演した。氷見ならではのキトキトの(新鮮な)御膳、福井県支部からの銘酒、又、富山県支部からはススタケの味噌煮・天然イワナの骨酒等の差入れが有り、料理に舌鼓をし、民謡や踊り、同卒業年のOB夫婦らの自己紹介が行われた。 中締めには小林福井県支部長の挨拶があり、閉会となりました。お開き後はなごやかな歓談が有り、3時間にも及ぶ宴会があっという間に終了となりました。2次会指定の部屋では、夜遅くまで会員間の近況話で盛り上がりました。 翌10月25日8時30分に、当日のバスガイド役の得能副支部長が名調子の語りで永芳閣を出発した。15分後には氷見市食祭市場に到着した。1時間余りの買物時間中には、ふれあい休憩場にて富山湾で今朝獲りたての魚の刺身で、地酒・生ビ―ルを飲む仲間達もいた。又、東海北陸自動車道千円効果が有り、駐車場には沢山の県外ナンバ―の車が次から次へと入ってくるのが見えました。 その後、国宝高岡瑞龍寺を見学しました、駐車場から寺までの間は石灯篭が並び、石畳の八丁道を歩き到着した。瑞龍寺副住職による専門的な説明は、1時間余り途切れることなく滑らかな口調で、心温まる拝観に皆さん一同感心をしました。 バスは昼食場所のエントランス庄川へ到着。食後、国道156号線を紅葉の庄川渓谷を通行し、バスに揺られながら険しい山間に点在する世界遺産登録菅沼合掌造り集落へ1時間程で到着しました。 14時からガイド付きで菅沼展望広場から集落巡りに出発をする前に注意事項があり、集落内にはゴミ箱が設置してなく、又、木造かやぶき屋根の合掌造りは火に弱い建物なので火気厳禁である。菅沼集落は住民が日常生活を送っているので、勝手に家の中を覗いたり、無断で部屋への入室は絶対にやめて下さいとの事でした。 かやぶきの屋根の急な角度が手を合わせた形に似ていることから名付けられたとされる合掌造り。豪雪地帯に家屋が並び、豊かな自然とマッチした日本の民家固有の景観を残していました。 この2日間に渡り、富山県支部主催の支部交流事業が皆様に楽しんでいただけたのではないかと思っていますが、ただひとつ気がかりだったのは、バスの中に飲物の手配をしていなかったことでした。次会にはぜひ気を付けたいと思っています。 合掌
支部長 村上 茂 記