熱中時間

FUTの人たちの最高の
時間をインタビュー
FUTの人たちはなぜ熱中しているのか。熱中するものだけが感じられる最高の時間とは何か、に密着する。

No.101
スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 1年
髙宮 千聖

theme:「北陸オープンゴルフトーナメント2021」ベストアマチュア獲得!

2021年7月16・17日、富山市・呉羽カントリークラブで開催された「北陸オープンゴルフトーナメント2021」で準優勝とアマチュアトップを勝ち取った髙宮さん。シード選手と競う大会に初めて挑んだ感想や準優勝の喜び、今後の抱負などをうかがった。

第一線で活躍するプロ選手とのラウンドにワクワク

小学2年生でゴルフを始めた髙宮さんは、高知県・明徳義塾高校のゴルフ部で活躍し、この春、福井工業大学入学とともにゴルフ部に入部した。明徳義塾高校のゴルフ部はプロゴルファーの横峯さくら選手、松山英樹選手を輩出しており、ゴルフ部には髙宮さんのほかにもこの名門出身の部員が在籍する。ゴルフ部がさまざまな大会で優れた成績を上げ、練習環境が充実していることが大きな魅力となっているようだ。

髙宮さんは高校生のときからオープン競技に出場してきた。しかし、シード選手が出場するレギュラーツアーで名立たるプロと一緒に回ったのは今回の「北陸オープンゴルフトーナメント2021」が初めてだった。通常なら緊張するところだが、意外にも楽しい気持ちの方が強かったという。「もちろん雰囲気はこれまでの大会と違いましたが、緊張というよりワクワクしました。日本で一流と言われる選手のプレーを間近で見て大きな刺激を受けましたし、同時に自分との違いがわかり勉強になりました。それにプロの皆さん、やさしいんですよ。僕らのようなアマチュア選手にも気さくに話しかけてくださったので、固くならずに回ることができました」。将来プロになることを目指している髙宮さんにとって、第一線で活躍するプロ選手と一緒に2日間ラウンドすることができたこと自体が貴重な経験になったのである。


決勝進出!準優勝とアマチュアトップに輝く


初めてのプロツアー出場となった本トーナメントでは、「プロ選手と競う中で自分の力がどれだけ通用するのか試したい」という気持ちも持っていたと話す髙宮さんだが、上位入賞は全く意識していなかったという。しかし、初日は4アンダーの68で回り、4位タイという好成績で決勝進出が決定。「優勝が狙える位置で2日目の決勝ラウンドが始まりました。でも、実際に優勝を意識し始めたのは前半の途中です。そこからは気持ちを切り替えてトップを狙いました」。結果は8アンダー、通算136で準優勝。アマチュアではトップを勝ち取ったのである。「2位になれたのはもちろんうれしかったです。ただ、やはり勝ちたかったという気持ちもありますし、何より2日間を通してプロの技術はやはりレベルが違うと痛感しました。もっと力をつけるために頑張りたいと思っています」と気持ちを新たにしている。

今回の大会では、プロ選手からさまざまな刺激を受けると同時に、周囲の人々から力をもらっていることも実感したという髙宮さん。「試合中ギャラリーの方からたくさんの応援をいただき、大きな力になりました。また、試合の様子や結果を伝えるテレビ放送などが北陸エリアで流れたせいか、いろんな方に名前を覚えていただきました。ゴルフ場で声をかけていただくことも多くなりうれしいですね」と笑顔を見せる。

日々練習を重ね、授業ではスポーツに関する幅広い知識を習得

ゴルフ部の部員は現在17名。金井学園ゴルフ練習場と福井市内の民間練習場を利用し、打球練習や、パターなどの技術練習と体力トレーニングを行っている。平日は朝練習、さらに火曜日と金曜日は夜も練習時間が設けられているという。「土日がオフですが、各自で自主的に練習しています。土日はコースでの練習が中心で、キャディなどのアルバイトをした後にコースを使わせていただくことが多いです」。ゴルフの試合は、大学の対抗戦や学生選手権、アマチュア選手権など数多くあり、これらに向けて練習を重ねる毎日だ。
また、スポーツ健康科学科に所属する髙宮さんは、卒業するまでに生理学や運動学、栄養学などスポーツ全般に関わる知識や、さまざまな競技の体の動かし方などを学んでいく。試合出場で公欠になる日も多いが、「授業で得られた知識をゴルフの技術向上や体づくりにも生かしていきたい」と話している。

目標は、多くの人に応援してもらえるプロ選手


プロゴルファーを目指している髙宮さんの現在の目標は、在学中にプロテストに合格することだ。試合経験を積みながら練習を繰り返し、実力アップに励んでいる。技や精神力はもちろんだが、体力をつけることも重要だ。「1回のラウンドで6~7㎞歩いていると思います。しかもアップダウンがあってショットごとに集中するので、かなり消耗します。学生はバッグを自分で担いで回るのでなおさらです。プロになれば、試合は4日間もあるため、技術と同時に体力がないと厳しいです」。
プロの世界を見据えている髙宮さんだが、目標とする選手や理想のゴルファー像はあるのだろうか。質問してみると意外な答えが返ってきた。「好きなゴルファーはいますが、目標にしている選手はいなくて、多くの方から応援される選手になりたいと思っています。自分が目指す選手像の中で1番になれたらいいなと。そのためにもあいさつをするとか感謝の気持ちを忘れないとか、当たり前のことをきちんとしていこうと心がけています」。北陸オープンゴルフトーナメント2021でギャラリーの応援が力になった経験も胸に刻みながらゴルフの道を極めようとしている髙宮さん。18歳という若さに周囲の期待も一層膨らんでいる。



学年学科名等は、取材時のものです。