研究情報

福井市における子どもの居場所の魅力を高める遊具提案とその制作

研究者

藤田大輔(代表者、デザイン学科 講師)、山内勉(デザイン学科 教授)、三浦英夫(デザイン学科 教授)

研究の意義

これまで子どもの遊び環境に関わる調査研究を重ね、保育施設を中心とした設計活動、乳幼児の遊び環境における必要なリスクの抽出とそのあり方(H23~25年度科研費若手研究B助成)として挑戦心を喚起するような遊具制作と行動観察実験を重ねてきた。この研究は、これまで研究および実践で取り組んできた成果を地元福井に対して還元するものであり、かつ近年失われつつある子どもたちの遊び場所を創出することに寄与する。

研究の目標

子どもの居場所としてプレーパークに着目し、その遊び環境分析から、実際に遊具制作・設置をすることで、自宅でも学校でもない第三の子どもの居場所の魅力を高め、未来の福井を担う子どもたちに活力を与えることに貢献したい。また、制作途中の段階も含めて、情報公開を積極的に行い、地元の方々に活動を広く認知いただく。

研究の内容

プレーパークの使われ方を観察し、さらに運営者にヒアリングすることで、その環境に必要な要素を把握・提案する。運営者との協議の上、実際に遊具を設置し、改善を重ねる。また、遊具への愛着を高めるため、製作段階で子どもたちにも製作に参加してもらい、ワークショップの手法も取り入れたデザイン実践を行う。


過去に製作した屋内用遊具

森とヤギのプレーパーク現況