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白山スーパー林道の紅葉と秘湯中宮温泉の旅

10月22日(土)午前10時にJR名古屋駅を出発したバスは、途中滋賀県支部の方、更に福井県支部の方々と総勢50名が一緒になり、愛知県支部長の奥さんの実家である秘湯中宮温泉“にしやま旅館”に夕方到着しました。 途中雨降りでありましたが、中宮温泉に着く頃には雨もあがり、夕暮れのバスを降りるとそこはマイナスイオンをたっぷり含んだ山里の空気が一面に漂っており、思わず胸いっぱいの深呼吸をしてしまいました。 癒しと和みの宿“にしやま旅館”では、古来より「胃腸の湯」として親しまれている温泉に我先と入り、心身ともにリフレッシュできました。バスの長旅の疲れも取れ、中には今晩の宴会の前に胃腸を整えようと源泉をのんでいる人もいました。

6時よりスタートした宴会では、熊鍋、きのこを始めとした山菜料理、岩魚の塩焼きと山の幸、川の幸をたくさん盛り込んだ食膳に舌づつみ、更に岩魚の骨酒と杯を交わし、深まり行く秋の夜長を、思い出話しに花を咲かせたり、女子短支部の村岡さんの剣舞を鑑賞したりと楽しい宴となりました。 また、当日は同窓会の貸切になっていたため、二次会は旅館内のスナックで、自慢のノドを披露する人や部屋でおしゃべりする人、廊下で寝転んでいる人と夜の更けるのも忘れるほどでした。 朝食は、温泉で炊いたお粥に珍しいあざみの味噌汁、ぎぼしの煮付けなど、中宮温泉ならではの珍しい品々を美味しくいただくことができました。 旅館を出ると昨日の雨模様とは一変し、快晴に恵まれ、とりわけ昨夜降った雨が白山の山頂(2702m)付近では今年の初冠雪となり、雄大で真っ白な白山を拝むことができ全員が大感激しました。 白山スーパー林道の入口の付近では紅葉が少し早い感じでありましたが、姥ヶ滝(日本の滝百選)ふくべの大滝(落差86m)あたりから、黄色のブナや赤色のもみじ、ナナカマドの葉や実が鮮やかなモザイク模様を描き、素晴らしい自然の錦絵を観ることができました。 頂上でUターンして姥ヶ滝の駐車場までくると、さきほど途中下車した田端支部長と新潟県支部の志賀さんが姥ヶ滝の前にある「どすの湯」の源泉で温泉卵を作ってきてくれました。ボイルしたアツアツの温泉卵をみんなで食べながら、心の中でお二人に感謝していました。 途中の白山自然保護センターでは、白山のビデオを鑑賞し自然の素晴らしさに感動しました。センターの指導員にブナの実が食べることができることを聞き、外のブナ林のあちこちに実が落ちており拾って皮をむいて食べてみると、なかなか香ばしく、ピーナツを食べているような感じの味でした。ちょっと実りの秋を先取りして得をしたような気持ちになったのも自然の恵みのお陰でした。 昼食は「とうふ料理」で堅豆腐をベースとしたさしみ豆腐、おぼろ豆腐、豆腐カツ,豆腐ステーキなどで満腹になり、改めて豆腐の美味しさを見直すことができました。バスの中は満足そうな寝息だけが聞こえてくる帰路となりました。 最後になりますが、各支部より多数のご参加をいただきまして厚くお礼申し上げます。そして、山田同窓会長におかれましては、バス同行で1日目の朝早くから2日目の最後までお付き合いいただきまして誠に感謝しております。 羽生田 悦子 記